ZEROからのリスタート

【ZEROからのリスタート】岩崎雄大選手

フットサル岩崎雄大

「ZEROからのリスタート」とは

このプロジェクトは、新型コロナの影響を受けて、リスタートを余儀なくされた、スポーツチーム・選手にスポットを当てています。

スポーツチームの運営は本当に大変なこと。特に2020年はコロナの影響も受けました。それにより存続危機に陥ったチームもたくさんありました。
また活躍の場を奪われた選手も多くいます。

「ZEROからのリスタート」は、そのような選手たちにスポットを当てるとともに、姿勢改善用のスポーツインナーである「整体パンツNEWZERO」をはいて、前向きに取り組んでいただこうというものです。

今回は、フットサル選手の岩崎雄大さんにお話を伺いました。

(聞き手:整体パンツNEW ZERO 開発者 小林 篤史)

 

岩崎雄大選手へのインタビュー

タイのプロリーグで活躍も、コロナの影響で無所属に

岩崎:フットサルを始めた経歴はですね、18歳の頃にブラジルに行って、あるチームのサッカーのプロ選手目指したんですけども、残念ながらダメだということを半年たったぐらいのときに言われて。そこで自分でフットサルを始めようかなということで、街を探索していたんですが、その時見つけた体育館でやってたのが、たまたまその目指していたサッカーチームのフットサルチームで。自分で練習参加させてくれということで、そこがきっかけですね。後に日本に帰ってきてから、名古屋オーシャンズというチームでテストを受けたところ、合格をしまして。2年在籍した後に、地元の浜松のチームに移籍をしました。五、六年間やって、その間もずっと海外でプレーしたいという気持ちがあったので、そのタイミングで、サテライトの方に落ちてしまったので、それをきっかけにすんなりタイにいこうという決意を固めて、行きました。

タイで2シーズン、東南アジアのいくつかの国をちょっと数ヶ月渡ったりして、本来であれば、今シーズンもタイに行ける予定だったんですけど、コロナの影響で帰国せざるを得なくなり、ちょっと契約の方も打ち切りという形で、現在無所属ですね。

プロサッカー選手を目指し、18歳で単身ブラジルへ

小林:一発目、よくブラジルに行きましたよね。サッカーでブラジル行くってやっぱり僕の感覚としては、野球でとりあえずアメリカ行くみたいなイメージと似ている。でも野球でアメリカだったら、アメリカってある程度安心だろうと思うんです。治安とかの面でも。 でもブラジルって、結構未知の世界じゃないですか。何かあてみたいなのはあったんですか?

岩崎:あても最初はなくてですね、高校生のときはHondaFCというJFLに所属しているチームのU-18に所属していたんですけれども、その当時、自分はブラジル行きたいんでということで、紹介してもらうい、ブラジルへ渡ることができたという経緯です。

小林:結構もうその頃から海外で活躍したいという最上至高というものがあったんですか?

岩崎:いや、特にそういう意思とは違うんですけど、浜松市出身なので、ブラジル人はもともと周りに多かったのもあって。やっぱりフットボールといえば、ブラジルかスペインかになると思うんですけど、僕はやっぱりブラジルに行きたいという思いが強くて。

小林:それ自分の子供だったらどうしようと思っちゃいます。特に、10年前じゃないですか。10年前ってまだ多くは無かったと思うんですよね。

ブラジルで衝撃的なことを言われ、フットサルに転向

小林:そんな中でサッカーをやってて、フットサルに切り替えたって話があったじゃないですか。それってどういう経緯だったんですか?

岩崎:前から実は高校生の時かな、フットサルも一緒にやろうと結構昔からフットサルとサッカーも併用しながらプレーはしてまして。
もうやっぱり中学・高校になってくるとだんだんプロになるかならないかっていう時に、背の高さとかも結構大きく左右するところで、コーチからもフットサルやった方がいいんじゃないってずっとこう言われてきましたね。もう俺はこの身長でもサッカーで強くなるっていうのを見せたいんだっていう一心で、ブラジルに渡ったんですけども、やっぱりそこに行って、現地のブラジル人から言われた言葉がやっぱり自分の中では、衝撃を食らってしまって。

小林:それはなんていう言葉だったんですか?

岩崎:ポルトガル語でなんですけど、お前はただ、留学生として来てるんだみたいな。テストでも何でもなければ、プロのふるいにはまず立てない、そういったことでした。なんかすごくショックで・・・そこからの練習に身が入らなかったですね。

聞きに行って、そういろんなことそれだけじゃないんですけど、言われましてそっからの練習が身が入らなかったですね。それから1週間ぐらいはもう放浪の旅みたいな感じでした。

治安のこととかも全く頭になくてプラプラプラプラして、どうしようかなこれからって思いながら。そんなところで、フットサルを見つけた。これも何か縁なのかなと思いつつですね。

本来なら今頃はタイでプレーしていたのに・・・

小林:今、スポーツ業界、プロ野球とかを見てもそうですけど、やっぱ影響受けてますよね。観客を減らしたり、無観客で行われたりとかそういう影響が出てると思うんですけど、岩崎選手の活動において今一番どんな影響が出ていますか?

岩崎:そうですね。やはり今ですと、これまで自分が活躍する場所があって当たり前だったので、こういう局面に直面して、本当に自分の無力さを感じてます。スポーツ選手ってやっぱり自分一人では成り立たないんだなとすごく感じましたね。やはりチームがあっての自分であって、チームが存続するためやっぱスポンサーだったり、いろんなサポートがあって、成り立つもんだなっていうのは、本当に隅の隅までこう見えて、その中で自分は舞台に立たせてもらってプレーしてるんだなっていうことを本当に感じましたね。

小林:なくなったときに初めて感謝しますよね。本来だったら今はタイにいたわけですよね。

岩崎:はい。もう国からの許可が出て、戻れるギリギリの段階までいってたんですよ。許可証みたいなのも出ていて。でも結局、戻るために14日間の隔離生活とか、飛行機のお金とかそれがやっぱりチームは出せないっていうふうにして、そこでいろいろごちゃごちゃして。結局駄目だったんですよ。

あの時、ああやって這い上がってきた選手いたよね、と言われるように

小林:それで今、無所属ということなんですけどこれからね、もう1回ちょっと立ち上がらなくちゃいけないっていう気持ちがあると思うんですけど、その原動力的なものってなんですか?

岩崎:僕自身がプレーしててそれを見て、私も頑張ろうとか、僕もああいう選手になりたいとか思う人がどのぐらいいるのかはわからないんですけども、僕自身がそういう身近にプロの選手がいたりしてこういうふうになりたいなとかっていうかっこいい姿を見てきた、それで夢を持って今まで来てる。そういう力がやっぱりスポーツ選手にはあると思います。ここで諦めてしまうのは簡単。本当にイージーな道なんですけど、やっぱりそこをひと踏ん張りすることで、ドキュメンタリーを作りたいわけじゃないんですけど、あそこから這い上がった選手いたよねっていうときにやっぱり何か他の人への頑張る道筋になったらなと思ったりもしますね。

小林:スポーツ選手ってそこですよね、プレーでも確かに感動って与えますけど、そのスポーツ選手が今までやってきた生き様じゃないすか。プレーだけじゃなくてそれも踏まえてやっぱり感動ってますよね。

無所属になってからが本当のスタート

岩崎:僕もやっぱり今も現役で続けてる先輩のプロの方に、「やっぱ無所属になってからが第一歩だ」っていうことがあってそのときは全くわからなかったんですけど、無所属イコール契約がない状態なので、本当に厳しいと思うんですけど、そこから何ができるかがやっぱりプロとしての第一歩というかスタートラインっていうことだよっていうのが、今わかってるような気がしてます。

小林:失った時に人間的には成長できるってみんな口でうまく言ってくれるんですけど、でも本当に立たされたときにやっぱり感じることって絶対ありますよね。はたから見てると成長するんだなってイメージかもしれないし、自己啓発本とかにも書いてあります。でも、本当に経験してみないとわかんないですよね。

岩崎:実際帰ってきてから、1ヶ月から3ヶ月間ぐらいの間ですかね、もう本当に放心状態みたいな感じで。これから自分はどうしていくんだと。ある程度またタイに戻るっていう道筋があってないような感じだったので。実際やっぱり、帰ってきた瞬間から、もう引退してるような生活を突き付けられてしまってる状態。でも、ある意味、ここで僕は「続ける」って選択肢をとってるので、本当の引退するときのような状況を1回作ってもらってるわけじゃないすか。なので、やっぱりその状況を作らないため、次の本当の引退みたいなときのために、この選手生活ここから何年になるかわかんないんすけど、その間にできるかっていうことと、やっぱりこの期間をどれだけ充実して、幸せを噛み締めてプレーしないといけないかっていうのが、このプレ引退期間みたいな期間で、本当によくわかりました。

小林:この一言で片付けちゃいけないんですけど、すんごい良い体験ですよね。人生長いからね、100年の時代って言われているんで。

サッカー・フットサルで痛めやすいのは?

小林:話変わりますけど、例えばサッカー、フットサルとか、周りの選手とかで身体痛めてる選手とかいますか?

岩崎:そうですね。僕の周りですとやっぱり反り腰などが多いかなっていう印象。その要因としては、結構海外の選手って前傾姿勢で、ケツがプリってして上がっているような選手が多いんですよ。選手とかがトレーニングしてる映像と、やっぱああいうのを意識してトレーニングしてるとどうしてもお尻をあげたくなってしまう。そういう中でプレーしたり、トレーニングをしたりしてると、やっぱりそういう傾向になりがちなのかなあっていうふうに僕は思ってますね。

小林:結構やっぱフットサルでも腰を痛めるんですね。膝の印象ってちょっとあって。体育館の床が硬いって問題もありますよね。岩崎選手自身はどうですか?

岩崎:そうですね。現在はないんですけど前は結構、慢性的に股関節から膝、あとはスネの前の張りなどがずっと取れない時期なんかもありまして、結構苦労しましたね。

小林:股関節から膝っていうラインが痛めやすいですよね。サッカーだけじゃなくて、他のスポーツしている方診てても、そのパターンってありますよ。でも岩崎選手って体に対しての意識も高いですよね。

岩崎:そうですね。昔からメンテナンスには気を使うようにしていて、タイから帰国するたびに、浜松市の、なか整骨院に通ったりして、診てもらっています。整体パンツは中先生から紹介してもらって。あと、実は、引退後にセラピストのようなこともやりたいなと思ってて、その勉強もちょっとしてます。そして、勉強したものをプレイにフィードバックしたり、自分の姿勢チェックとかしてますね。

整体パンツNEW ZEROはスポーツインナーとして使える

小林:岩崎選手には、前のタイプの整体パンツZEROから使ってもらってますよね。

岩崎:はい。バージョンアップして、前回のよりも、自然にサポートされているって感覚、ニュートラルな状態に持っていってくれてるって感覚がよりありますよね。丈の長さが少し長くなったと思うんですけれども、そこが一番僕は気に入ってます。前回のZEROもすごく良かったんですけど、動いてるうちにどうしてもだんだん上がっていってしまうそうですね。やっぱそこが、プレー終わった後に、まくれ上がっちゃって。でも今回ははいて動いても、ほとんど上がってこないですし、この丈の長さは、サッカーとかフットサルのスポーツインナーとしておすすめです。

あとはプレイ中の話ではないんですけど、日本に帰ってきてから車を運転する機会がありますけど、運転してるときのシートの角度でやっぱり猫背になりやすいってすごく思うんですね。長距離に乗ってとそっから車降りるじゃないですか。降りたときに体を伸ばした時に、体が軋む感。嫌だなあという感覚があったんですけど、整体パンツはいていると、そこは全く気にならず、すっと行ける。電車乗ってたり長時間座ることが多い時に、その辺は気にせずに生活できるなって思いましたね。

小林:ZEROはいていただいて、骨盤がやっぱり立つイメージがあると思うので。今、特にテレワークが多いと思うので、特に東京とかは。そのために買ったという人も多いですよ。最初は、立ち仕事の人のために作った、っていうのはあるんですけど、座ってる時に腰が痛くなるっていう人も多くて、今はそういう方たちも多く愛用していただいてます。

あと、ゴルフやる人が多いですね。18ホール歩いて、最後の方はへばってくるんだけど、これはいて、ラウンドすると、最後までスイングが振れると。骨盤がうまく使えるって言う方もいますね。

でもサッカーとフットサルとか、あとなんかバスケットとかの方にも使っていただいて。ほんとNEW ZEROとともに、骨盤をたてて、胸を張った姿勢で生きていただきたいなと思いますね。そういったことで少しでも何か力になれたらなと思ってます。

活躍の場を国内リーグに、そしてW杯へ

小林:最後に岩崎選手も、まさにZEROからのリスタート、というところだと思うんですけど、今後のビジョン的なものとか、ぜひ教えていただければなと思います。

岩崎:日本に帰ってきてからは、やっぱり考えも少し変わってきたんですけど、今まではやっぱり海外でもうずっとプレーをしてそこで引退したいなとは思ったんすけど、やはり自分が一緒に日本でやってた仲間たちがフットサル国内リーグで活躍してるのを見ると、自分もそこでやっぱ活躍したい気持ちが湧いてきました。やっぱり国内でやってるメリットっていうのは代表により近くなると思うんですね。なので、まず国内チームでまず活躍してから、代表に食い込んでいけるような、今はそういう目標を持って取り組んでます。

小林:そうやってZEROからリスタートして、日本代表に出てワールドカップに出たら、これほんとすごいですね!ドラマになりますよ!でも、それも大切なんですけど、やっぱり夢とか勇気とかそういうものを与えてくれますよね。僕たちもただ漠然とパンツ作ってる場合じゃないなって(笑)

岩崎:いやいや、やっぱり今回もNEW ZEROが出て、バージョンアップしたんだなっていう投稿を見て、僕もSNSでシェアさせてもらったんですけど、すぐどうですか?新しいのはいてみますか?って声をかけていただいて、こんなにもまだ気にしていただいてるっていう気持ちがやっぱりまず先になってしまって。僕の方が、こんな無所属で影響力のない人間をやってる場合じゃないぞっていう気持ちにさせてもらったので、本当にパンツ以上のそのサポート、気持ちの部分でいただいてますよ。いい意味でプレッシャーをいただいてます。

小林:そうですか!こうやって前に進む人って僕は応援したいんですよね。そういうスタンスなんで。すごいなんか今日はいいお話が聞けて良かったです。ありがとうございました。