#からだの不調
腰痛と加齢の関係は?腰痛の原因と改善方法
厚生労働省の調査によると、70代以上の腰痛自覚症状がぐんと上昇しているそうです。
また、腰痛の有訴者率(病気やけが等で自覚症状のある者)も、男性で1位、女性でも2位と上位をしめているのが現状です。
正しい姿勢では、背骨がS字カーブになるということは、ご存知かと思います。
ですが10年20年・・・と、長年の生活習慣・行動習慣が蓄積されていくと、S字カーブが歪んだり、崩れたりしてしまいます。
これが極端に崩れると、猫背になったりします。
悪い姿勢を続けると、何か動作をする際に、どうしても筋肉に大きな負担がかかります。
初めはほんの些細な歪みだったものが、何年、何十年と徐々に大きくなり、我慢できない痛みの歪みとなっていくのです。
年齢を重ねれば、その痛みはより大きなものになる恐れがあります。
長年の習慣で身についた姿勢は、脳や身体の記憶として、今現在の身体にしみ込んでいるので、
この記憶を変えていかなければなりません。
長年のあいだ蓄積してきた身体の記憶を、「正しい姿勢の記憶」に変えるのはとても大変です。
そのためにも、少しずつ習慣化していくようにしましょう。
今回は、
についてお伝えします
加齢による腰痛の原因
脊柱管狭窄症は70歳以上の約半数が発症している
脊柱管狭窄症は、足がしびれる、腰を反らせると痛い、座りっぱなしだと痛いなどの症状があらわれるもので、
70歳以上の約半数が発症しているともいわれています。
脊柱管狭窄症は、
- 特に50歳以上の方が発症しやすい
- 加齢からくる神経や骨などの変形
などの特徴があります。
単に加齢というだけではなく、長年の習慣による姿勢や身体の歪み、それによる身体の動かし方といったものが原因になってきます。
一方、脊柱管狭窄症と間違われやすい椎間板ヘルニアは、スポーツなどで強い衝撃を受けた際に発症するため、
10代の若者から高齢者まで、幅広い年代の人が発症する可能性があります。
脊柱管狭窄症は、加齢やこれまでの生活スタイルが原因となることが大きいため、完全に治すことは難しい疾病ですが、痛みを軽減させることは可能です。
脊柱管狭窄症が悪化すると、歩行が困難になったり、排便・排尿することもままならない可能性もあります。
極端に悪化してしまうと、外科的治療も視野に入れなくてはいけません。
そうならないように、症状を和らげたり、少しずつでも改善していくために運動やストレッチをしていくことが大切です。
腰痛はストレスとも深く関係している
腰痛は、メンタル的なところも深く関わっていることがあります。
骨には何の問題がなくても、腰が痛むことがありませんか?
特にストレスと腰痛は、意外と深く密接しているのです。
例えば、レントゲンやMRIでは骨など外科的な問題が見当たらなくても、腰痛がある場合があります。
ひどい腰痛に悩まされ続けていたひとが、
- 会社を退職したとたんに
- 苦手な人と離れ引っ越しをしたとたんに
- 部活やサークルを辞めたとたんに
うそのようにピタリと痛みが消えた!!
というケースが少なくありません。
このように、実は肉体的な原因以外の腰痛だった、ということが意外にも多いのです。
大元の原因はストレスなのに、整形外科でけん引して引っ張ったりしてもたいして効き目がないのは当然ですよね。
正しい姿勢を習慣化させるために
普段の日常生活でどのような姿勢をとっているかはとても重要です。
脊柱管狭窄症にも大きく影響しています。
きれいな姿勢を維持するためには、いろいろな筋肉や骨、関節が関係しています。
なかでも重要なのが、身体の中心に位置しており、上半身と下半身とをつないでいる、骨盤です。
普段から骨盤が前に傾いていると、脊柱管狭窄症にも悩まされやすくなります。
筋肉は使わなければ、その状態のまま硬くなっていきます。
つまり、キレイな姿勢を保つのに大切なのは、キレイな姿勢や動きを習慣化することなのです。
骨盤ストレッチなどの運動を習慣的に行うことで、キレイな姿勢や正しい筋肉の使い方などを身体に覚えこませるよう意識的に取り込むと効果的です。
加齢が原因の腰痛を改善する方法
骨盤をゆがみを直して、きれいな姿勢で
日常生活でどのような姿勢をとっているのかということは、脊柱管狭窄症にも大きく影響します。
予防のためにも、できるだけ背すじが伸びたきれいな姿勢でいたいものです。
きれいな姿勢をキープするには、筋肉や関節が関係していますが、なかでも重要なのが骨盤です。
普段から骨盤が前傾していると、脊柱管狭窄症に悩まされやすくなるからです。
ストレッチや骨盤矯正ショーツで、日常生活でも骨盤を正しい位置でキープできるようにしましょう。
詳しいストレッチ方法については、こちらで紹介しています。
「絶対に治す!」という信念をもつことも大切
病は気から。
実はこれ、当たっているのです。
どうせ治らないだろうな
ストレッチをやってもどうせ気休め
痛いのはもうあきらめよう
どうせ無理なんでしょ
こんな思いでやっていたり、不安がっていると、治りにくくなります。
年配の方は特に、どうせ歳のせいだから仕方ない、とあきらめがちになる傾向が高いのが実情です。
ストレッチをする際には、
絶対に治す!
必ず治るんだ!
と本人自身が考えることが重要です。
すると、自然と効果も大きくなります。
「絶対によくなる!」という強い気持ちが自然治癒力を最大化させるのです。
これが治すための「正しいマインド(気持ち)」です。
まとめ
整骨院の患者さまにはよくこのようにお伝えしています。
「老後、動けなくなるような体は嫌ですよね?そうならないように一緒に頑張りましょう」
「今、腰がつらい」だけだったのが、将来もっとひどくなり、歩けない・動けない体になってしまったら・・・
なんとかしないと!頑張ろう!と思いますよね。
これ、ただ脅しのために言っているのではなく、本当なんです。
普段の悪習慣やクセが長年ちょっとずつちょっとずつ積み重なって、それが何十年あとになって現れてきます。
逆にいうと、普段から少しだけ気を付けていれば、何十年かあとの老後は元気で楽しい生活が待っているということです。
毎日ヘルシーなものを食べ、毎日何キロかジョギングをして、その前後には毎日ストレッチをして・・・というわけではありません。
悪い姿勢になるように気を付ける、1回10秒のストレッチを習慣化する、そんな小さいところからで大丈夫です。
また、履くだけ整体(R)シリーズの整体ショーツNEOなら「はいた瞬間、骨盤が立つ」ので、
骨盤のゆがみに対する予防・対策にもなります。
もちろん、脊柱管狭窄症予防にもぴったりです。
「整体ショーツ」の水先案内人。
パワーストーンと、ワンコとぬか漬けが好き。
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