骨盤の歪みからくる腰痛を整体の先生が徹底解説!

骨盤の歪みからくる腰痛を整体の先生が徹底解説!

「骨盤がゆがむと、さまざまな症状をもたらす」、このことは一般的にも知られていると思います。

以下に、よくいわれている症状をあげてみました。

骨盤がゆがむと出ると言われている症状一覧

骨盤がゆがむと出ると言われている症状

  • 腰痛
  • 肩こり
  • 股関節の痛み
  • ひざの痛み
  • 頭痛
  • 外反母趾
  • 扁平足
  • 下半身の疲れ・倦怠感
  • 便秘
  • むくみ
  • 子宮筋腫
  • 不妊
  • 生理痛・生理不順
  • 冷え
  • 尿もれ
  • 子宮下垂
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 自律神経失調
  • 猫背
  • 側弯
  • O脚
  • X脚
  • 下半身太り

この中には「直接的に関わってくる」ものと、「最終的にたどっていくと骨盤のゆがみからくるのでは・・・」というものとがあり、すべて骨盤が原因とは言いづらいものもあります。

その中で、高い確率で骨盤が由来するであろうと考えられているものがあります。

それは腰痛です。

そこで今回、

骨盤のズレ・ゆがみと腰痛との関連性について、あらゆる視点から徹底的に調べ上げてみました。

 

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目次

ほとんどの人は「骨盤の歪みを感じていない」!

1000名中637名の方は、「骨盤のズレは感じない」という回答

まずは骨盤のズレ・ゆがみについて検討していきます。

「私は骨盤がゆがんでいると思う」そう思う方もいれば、

「そもそも私の骨盤ってゆがんでいるの?」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実際に弊社で行ったWebアンケート調査によると、1,000名中637名の方は「骨盤のズレは感じない」という回答でした。

身体への意識が高い方は、「骨盤が左右で何か違うなあ」と感じていたりしますが、普通に生活をしていると、指摘されるまでは骨盤のズレやゆがみは感じていない方が多いのかもしれません。

気になったので、身近な11名に骨盤のゆがみチェックをしてみました。

その結果、なんと11名中10名の骨盤が何かしらの形でゆがんでいたのです。

 

骨盤の歪みにはこんなに種類がある

よく整体院や整骨院などで、「骨盤がゆがんでいるから、腰痛が起きているんですよ」と言われることがあると思います。

またダイエットなどをされてきた方は、「骨盤のゆがみが肥満の原因」という記事を見たりして、いろいろなストレッチやポージングを試してきたという方もいらっしゃるでしょう。

ただ意外と知られていないことがあります。

それは「今、自分の骨盤がどのようにズレていて、どんな形でゆがんでいるのか、わかっていない」ということです。

つまりご自身の骨盤がどのような状態かわからないまま、体操や骨盤ケアなどを行なっている人が圧倒的に多いのです。

まずは骨盤がどうゆがむのかをお伝えしましょう。

 

骨盤の正しい形は?

男女別の正しい骨盤の形

まずはじめに、骨盤とは何か?を簡単に説明します。

骨盤は3つの骨で構成されています。

仙骨・尾骨・寛骨(腸骨・座骨・恥骨の総称)です。

男女で若干異なりますが、理想は骨盤が左右対称で、しかも「骨盤が立っている」状態です。

骨盤が立っている状態

 

骨盤のゆがむパターンは大きく分けて2つある

一概に「骨盤のゆがみ」と言いますが、まずは傾きという側面からみてみましょう。

骨盤が前後に傾く場合

骨盤の前傾と後傾
骨盤が前に傾くと骨盤前傾(こつばんぜんけい)、後ろに傾くと骨盤後傾(こつばんこうけい)と言います。

骨盤が前傾すると、たいていの場合は反り腰になります。

見た目的にお尻が出っ張る形になります。

骨盤が後傾すると、腰から曲がるような形になります。

お尻はペタッとなくなるように見えます。

そうすると当然、姿勢も崩れてきます。

骨盤が左右で傾く場合

骨盤の左右のゆがみ

次に骨盤が左右に傾くパターンです。

右が下がったり、左が下がったりする方がいます。

この多くは脚の長さの左右差によって起きるものです。

 

骨盤がねじれる!

骨盤のねじれ

また比較的多いのが「骨盤がねじれる」という状態です。

先ほど骨盤の前傾と後傾の話をしましたが、この骨盤が前傾と後傾、左右で別々に起きたらどうなるでしょうか?

たとえば「右の骨盤が前傾、左の骨盤が後傾」という場合です。

このようなことが実際に起きています。

骨盤のねじれで多いパターンは「全体的に見て骨盤は前傾しているが、右側の骨盤がより前傾している」というものです。

そうすると骨盤だけでなく仙骨も傾くため、腰椎もねじれが生じます

この場合、腰椎は頭から見て反時計回り方向にねじれることが多いようです

ちなみに人間の身体はもともとバランスを取ろうとするのですが、このねじれに関してもバランスをとろうとします。

もし腰椎が反時計回り方向にねじれるとしたら、胸椎は逆に時計回り方向にねじれるということです。

一見まっすぐに見える背骨も、このような「ねじれ」がある方も多いのです。

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骨盤が歪む理由

骨盤がゆがむ理由:脚を組む

なぜ骨盤がゆがむのか?もちろん、骨盤がゆがむ理由があります。

おそらくこのような生活習慣があるという場合が多いのではないでしょうか。

  • 脚を組む
  • 横座りをする
  • バッグを片側だけにかける
  • うつ伏せで寝る
  • 体重をどちらか片方のみかける
  • かかとが高い靴を履く
  • 体育座りをする
  • ソファに座るケースが多い

これらを簡潔にまとめると「左右、前後に差が出る姿勢をとると骨盤がゆがむ」ということです。

そのあたりをちょっとだけ意識すると、ゆがみが防げると思います。

 

なぜ悪いことしていないはずなのに、骨盤がゆがむのか?

なかにはこのように思う方もいるかもしれません。

特に何も悪いことしていないのに、なぜ骨盤がゆがむの?」

確かにそう思う方もいるでしょう。

脚も組まない、横座りもしない、普通に生活をしているのに、骨盤がゆがんでいる・・・この理由は何だと思いますか?

ここで考えられることが2つあります。

1)「実は骨盤がゆがむ生活を送っている」ということに気づいていない

専門家は専門家の目線で、「骨盤にとって悪い動作」がわかります。

そのため「横座りが良くない」と言えるわけです。

しかし、みなさんのすべての日常生活を理解しているわけではありません。

ちょっとした動作が「実はゆがみ習慣だった」ということはよくある話です。

2)ゆがんでいる形状のまま、身体が記憶されてしまっている

ゆがみは今に始まったことではありません

子どもの頃からの生活習慣に適応するため、筋肉や骨格を勝手に馴染ませる形で定着していきます。

つまり現在の姿勢は何十年もの積み重ねで作られたものなのです。

そうしてゆがみは身体に染みつき、記憶されてしまっているのです。

これを「形状記憶理論」と言います。

つまりこのゆがみが染みついた状態で「特に悪いことをしていないのに・・・」と思っても、ゆがんでいることに変わりはありません。

この2つの目線を持つことは、本当の骨盤ケアをしていくにあたり、大切なことです。

 

 

骨盤の歪みは治りにくい?骨盤矯正してもすぐ戻ってしまう身体のしくみ

「なぜ悪いことをしていないのに、骨盤がゆがむのか?」ということについてお伝えしましたが、同様にこのようなことを感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

「矯正など施術を受けても、また何日か経つとまた元の戻ってしまう・・・」

整体院や整骨院などで骨盤矯正を受けても、また戻ってしまうのなら、いっそ受けない方がいい、そう思われている方もいらっしゃると思います。

矯正を受けてもまた戻ってしまうのには、2つの理由があります。

理由1)矯正を受けても、「ゆがみ習慣」は変わっていない

矯正を受けたとしても、元々のゆがみが起きる生活習慣が変わらなければ、ゆがむ要因がなくなるわけではありません。

そのためまたすぐに元の悪い状態に戻ってしまいます。

矯正を受けて、良い状態を持続させたい場合は、本来は生活習慣から改善していくべきです。

 

理由2)身体に形状記憶が働いている

身体にはゆがんだ状態で記憶されているという、「形状記憶理論」のお話をしました。

この「形状記憶理論」についてもう少し詳しくお伝えしましょう。

人間の身体は、日常生活に適応しながら形を変えていきます。

筋肉も骨格もです。

猫背の人がその場で姿勢を正してもキープできない理由は、身体が「猫背仕様」になっていることが挙げられます。

猫背の身体での生活に適応するために、筋肉のつき方、骨格の形が変わってきているのです。

同時に形状記憶は、感覚的なものにも働きます。

運動感覚(身体をどうやって使っているのか)と位置覚(今どんな姿勢をしているのか)というものです。

整体院などで「正しい姿勢はこうです」と直された時、「えっ!これ、私の姿勢ではない!」と違和感が生じたことがあると思います。

これは、感覚まで「猫背仕様」になっているためです。

これらの感覚は形状記憶の状態なので、いくら矯正をしたとしても、元に戻ってしまうのは当然のことと言えます。

 

 

骨盤の歪みセルフチェックの方法

上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)と上後腸骨棘(じょうごちょうこつきょく)

骨盤のゆがみをチェックする方法として、さまざまな方法があると思います。
その中でも一番注意していただきたいのは、

上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく・ASIS)と言われる部分と、

上後腸骨棘(じょうごちょうこつきょく・PSIS)と言われる部分です。

上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)とは、俗にいう腰骨(こしぼね)と言われているところです。

骨盤前側の出っ張り部分を指します。

上後腸骨棘(じょうごちょうこくきょく)とは、お尻側の部分の骨の出っ張り部分です。

仙骨のきわの部分にある方が多いと思います。

この上前腸骨棘と上後腸骨棘の高さ・左右差をチェックしてみましょう。

その前に、上前腸骨棘と上後腸骨棘の<位置の確認方法>をお伝えします。

 

上前腸骨棘・上後腸骨棘<位置の確認方法>

上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)、俗にいう「腰骨」

  1. 太もも前側に、人さし指・中指・くすり指の3本を当てる。
  2. 3本の指でさすりながら腰骨方向に上げていく。引っかかったところが上前腸骨棘の下側になる。

 

上後腸骨棘(じょうごちょうこつきょく)、お尻側の骨の出っ張り

  1. 太もも後ろ側とお尻との境目に、人さし指・中指・くすり指の3本を当てる。
  2. 3本の指でさすりながら腰に向かって上げていく。引っかかったところが上後腸骨棘の下側になる。

 

上前腸骨棘と上後腸骨棘の高さのチェック方法

前後の骨盤のゆがみ確認方法

  1. 鏡の前に、横向きに肩幅で立つ。
  2. 鏡に向けた側の上前腸骨棘と上後腸骨棘を両手でさわり、高さを比較する。
  3. この時に、上前腸骨棘の方が低い場合は「骨盤が前傾」、高い場合は「骨盤が後傾」となる。

 

上前腸骨棘の左右差のチェック方法

左右の骨盤のゆがみ確認方法

  1. 鏡の前に肩幅で立つ。
  2. 両方の太ももに、人さし指・中指・くすり指の3本を当て、徐々にあげていき上前腸骨棘をさわる
  3. 左右の高さを比較し、同じかどうか確認する。

 

 

骨盤の歪みからくる腰痛はなぜ生じる?

次に腰痛について触れていきましょう。

腰痛が起きる原因はたくさんあります。

筋肉由来で起きるものもあれば、関節や椎間板に負担がかかって起きる場合もあります。

負担のかかる場所は人によって異なりますが、一つだけ共通する点があります。

それは、その負担はゆがみ・ズレ・猫背など姿勢不良から来るということです。

姿勢が乱れると、それを支えている部分の負担が増します。

その負担が一番大きく出るところが筋肉なのです。

 

腰痛を引き起こす代表的な6つの筋肉

腰痛が起きるときに負担のかかる代表的な筋肉を6つ挙げてみます。

①脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

脊柱起立筋の図

脊柱起立筋(せきちゅきりつきん)は、背中で最も大きく強い筋肉です。

常に身体を支えており、負担がかかりやすい筋肉です。

下にある物を持ち上げるときに、下半身と協力して働くのがこの脊柱起立筋です。

この筋肉に負担がかかるときは、主に以下の2つです。

  1. 反り腰
  2. 前傾姿勢で作業をするとき

反り腰の方は、筋肉が縮んだ状態でどんどん筋肉が硬くなっていきます。

その状態で好ましくない日常生活により硬さが増していくので、負担が蓄積していきます。

また掃除など身体を前傾した状態は、脊柱起立筋を使い続けている状態です。

掃除などの前傾作業

つまり肩の筋肉にとって腕を上げ続けているのと同じ状態です。

脊柱起立筋は比較的強い筋肉なので、多少無理な動作もできてしまうのですが、負担は蓄積しているのはいうまでもありません。

 

②腰方形筋(ようほうけいきん)

腰方形筋の図

腰方形筋(ようほうけいきん)とは、①脊柱起立筋の外側にある筋肉です。

肋骨と骨盤を結び、体幹をメインで支えます。

この筋肉に負担がかかるときは、主に以下の2つです。

  1. 反り腰
  2. 前傾姿勢で作業をするとき

①脊柱起立筋と協力体制ではありますが、中でも特に腰の横側を支えているのがこの腰方形筋だと思ってください。

同じ腰でも横の方が痛む場合、左右差がはっきり出ている場合は、この腰方形筋が硬くなっていることが多いです。

 

③多裂筋(たれつきん)

多裂筋の図

多裂筋(たれつきん)は、背骨と背骨を結ぶ筋肉です。

特に腰部の多裂筋は、腰椎から仙骨の上にピタッとつき、骨盤と背骨のつなぎ目の安定性を高めています。

この筋肉に負担がかかるときは、主に以下の2つです。

  1. 反り腰
  2. 骨盤がゆがんでいる時

腰痛というと①脊柱起立筋に負担がかかっているというイメージがあると思いますが、実際に痛んでいるのはこの多裂筋というケースが多いです。

多裂筋は大きな筋肉の陰に隠れているので、「縁の下の力持ち」をしている筋肉なのです。

女性の方はよく「骨盤底筋を締めましょう」という話を聞くと思います。

この多裂筋は、「骨盤底筋の拮抗筋」と言って、骨盤底筋とは全く反対の役割を担っています。

骨盤底筋と多裂筋は引っ張り合ってバランスをとっているのです。

そのため骨盤底筋が弱くなると、多裂筋が過度に引っ張ることで硬くなります。

それが腰痛を引き起こすのです。

腰痛のある方がお尻の穴を締めようとすると、その場で腰の痛みが軽減するのを感じると思います。

これはお尻の穴を締めることで、多裂筋の負担が軽減するからです。

 

④回旋筋(かいせんきん)

回旋筋の図

 

回旋筋(かいせんきん)は、③多裂筋と一緒に背骨一つひとつを支えています。

そして上の脊椎の棘突起(きょくとっき)と、すぐ下の脊椎の横突起(おうとっき)で結ばれています。

③多裂筋との違いは、多裂筋は背骨3、4つを一気に支えているのに対し、この回旋筋は上下1つずつの背骨に直接くっついて支えている点です。

この筋肉に負担がかかるのは、このようなときです。

  • 背骨がゆがむとき、ズレるとき

背骨がゆがむと傾くのですが、直接一つずつ背骨に結びついている回旋筋は、圧倒的に負担を受けます。

回旋筋は、棘突起(きょくとっき)のすぐきわにあるのですが、ゆがみやズレがあると回旋筋がガチガチに硬くなっています。

 

⑤大腰筋(だいようきん)

大腰筋の図

大腰筋(だいようきん)は、股関節の前面に位置し、腰椎と大腿骨を結ぶ筋肉です。

もも上げの時に使われます。

この筋肉において、負担がかかるシーンはこういう時です。

  • デスクワーク

近年デスクワークの方が多く、股関節を屈曲した状態が続きます。

その際、この大腰筋は短縮し続けるので、そのまま固まって腰痛を引き起こすことが多いのです。

特に腰痛だけでなく股関節の違和感がある方、腰だけでなく下腹部付近にも鈍痛が響く方は、この大腰筋に何か異常が見受けられているかもしれません。

 

⑥腸骨筋(ちょうようきん)

腸腰筋の図

腸腰筋(ちょうようきん)は、⑤大腰筋と同様に股関節の前面に位置し、骨盤(腸骨)の前面から大腿骨を結んでいる筋肉です。

この筋肉も、もも上げの時に使われます。

この筋肉において、負担がかかるシーンはこういう時です。

  • デスクワーク

⑤大腰筋と同じですが、デスクワークのように、股関節を屈曲した状態が続くと固まって腰痛を引き起こすことが多いのです。

大腰筋は骨盤の内部にあるのでわかりづらいのですが、腸骨筋をイメージして押すと、かたまっている方は鈍痛が走ります。

 

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骨盤の歪みからくる腰痛のメカニズムを時系列で追ってみよう

「ゆがみの発生」→「張りの出現」→「コリへの変化」→「線維化」の順番で痛みが生成されて悪化していく

「骨盤のゆがみが腰痛の原因である」

これは、よく言われることです。

しかし骨盤がゆがんでいても腰痛になっていない人も実際にいます。

つまり「骨盤のゆがみ=腰痛の原因」ではないのです。

ここで骨盤のゆがみが腰痛に変わるまでの流れをお伝えします。

 

1)骨盤のゆがみが発生

前出「骨盤がゆがむ理由」で、脚を組む、横座りをする、バッグを片側だけにかけるなど、「左右、前後に差が出る姿勢をとるとゆがむ」ということを紹介しました。

そのゆがみが出た状態が長く続くと習慣化します。

ゆがみは子どものときから少なからず生じています。

しかし、まだ筋肉が柔らかい状態なので痛みは生じません。

 

2)筋肉に張りが出る

身体がゆがむということは、それだけ身体に負担がかかります。

特に負担がかかるところは、身体を支える組織、つまり筋肉と骨格です。

この部分に無理がかかると、身体を支えようとして筋肉に疲労が溜まり、張りが出ます

 

3)張りが「コリ」に変わる

張りが蓄積するとだんだん組織が変化してきます。

触った時に筋肉がコリコリしてきます。

俗にいう「コリ」が生まれてくるのです。

張りは「張っている」という感じ、「コリ」は違和感や鈍痛に繋がります。

 

4)コリが線維化する

「コリ」がさらに進むと、硬さが増します

これを線維化(せんいか)と言います。

刺身のイカがスルメになっていくようなイメージです。

ここまでになると、同じ姿勢をとるだけで自然に痛みが生じたり、ギックリ腰を繰り返したりします。

また線維化しているところを指圧などで押されると、押されている部分ではないところにジワっと痛みが派生します。

これを関連痛と呼びます。

この「ゆがみの発生」→「張りの出現」→「コリへの変化」→「線維化」の順番で、痛みが生成され、悪化していきます。

 

骨盤の歪みからくる腰痛が治りにくい7つの理由

上記の腰痛になる仕組みをふまえつつ、なぜ腰痛が治らなかったのか考えてみたいと思います。

一言で表すと運動不足

腰痛が直らない原因 運動不足

腰痛が治らない原因として、運動不足という言葉が浮かぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか?

運動不足も掘り下げると、「筋力不足」や「柔軟性の欠如」「肥満による体重増加」などがあります。

以前腰痛は「安静にして治す」というものが主流でした。

動かさないでゆっくりしていなさいという考え方です。

しかし近年、腰痛は「動かして治す」ことが多いのです。

かといって、なんでも運動をすればいいわけではありません

特に腰痛の時にウェイトトレーニングを行なうと、悪化することもあります。

身体が硬い人がヨガなど柔軟性の高いものを急激に行なうと、逆に痛めてしまうこともあります。

とはいえ、身体を動かしていく必要性には変わりないので、症状や柔軟性を考慮して行なっていくと良いでしょう。

 

その場しのぎの痛み止め

腰痛が直らない原因 その場しのぎの痛み止め

腰痛の時に湿布を貼ったり、消炎鎮痛系物質配合の塗り薬をつけるという方もいるでしょう。

また痛みが強い時は、痛み止めの飲み薬を服用して、その場を乗り切った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ただ、痛み止めはその場の痛みを止めているに過ぎません。

発痛物質が痛みの受容器に届く前にブロックするので、痛みが出なくなるのですが、本来の原因は治っていません

そのため、一時的に痛みは和らぐけれども、また時間が経って再発するケースが多いのではないでしょうか?

 

コルセットは効果的

腰痛にコルセットは有効

腰痛用コルセット、実は腰痛には有効です。

腰痛の原因は腰への負担の蓄積からきますので、コルセットをつけることでその負担を軽減することが可能になるのです。

ただコルセットをしていると腰の筋肉を動かさないため、かえって筋肉が固まってしまう方もいます。

そうすると痛みが再発してしまいます。

コルセットをして治らなかった方は、これが原因かもしれません。

ある程度、痛みが取れたら、腰を動かしていった方が賢明です。

 

整体院や整骨院での施術

整体院や整骨院での施術は一時的な効果だけ

腰が痛い時、整体や整骨院・マッサージに通われる方もいらっしゃるでしょう。

その場では腰が軽くなり、スッキリして帰るけれど、数日後同じ痛みがぶり返した経験はありませんか?

整体、整骨院、マッサージでは、施術によりその場では身体が良くなりますが、その状態が維持できるとは限りません

たいてい、身体は元の悪い状態に戻ろうとします。

「身体の形状記憶」というお話をしましたが、腰痛も形状記憶されています。

そのため施術しても元の悪い状態に戻ってしまうのです。

整体や整骨院で治すことを望む場合、この形状記憶によって痛みが出てしまう前に再度施術を受けることが大切です。

整体、整骨院での施術は時々行くのではなく、週2.3回、2〜3ヶ月継続すると明らかに変わってきます。

 

姿勢が悪いのも腰痛の原因

姿勢が悪いのも腰痛の原因

腰痛の場合、姿勢の悪さから来る負担もまた腰痛の原因になります。

特に前出のような骨盤位によって変わってきます。

骨盤が前傾する場合は反り腰になり、反った部分に負担がかかります。

また骨盤が後傾する場合は、腰が曲がりやすいので、その曲がった「お山の頂上」に当たる部分に重力が集まり、支えるために筋肉に負担がかかります。

まずは良い骨盤位が自然と作れるかが大切です。

 

ストレス過多などの心理的要因も

ストレス過多など心理的要因も腰痛の原因のひとつ

近年腰痛は、ストレスや不安などの心理的要因に関連しているという論文が国内外から出されています。

ストレスは交感神経を優位にするため筋肉を緊張させてしまい、結果筋肉を固めてしまっているケースがあります。

ただストレスイコール精神的ストレスだけではありません。

食品添加物や薬なども身体にストレスを与えます。

暑すぎたり寒すぎたりすることも、心身にはストレスとなります。

さまざまな種類のストレスがあり、そのストレスが蓄積することで、治りにくくしてしまっているわけです。

以下に症状が治らない方のパターンと症状が治る方のパターンを図で示したので、参考にしてください。

症状が治らないパターンの考え方

 

「治らない」と思い込んでいるうちは治らない

症状が治るパターンの考え方

世の中にはいろいろな治療法がありますが、結論として「本人が『治らない』と思っているうちは治らない」ものです。

つまり治っていくイメージがつかむことができ「絶対に治る!」と信じて取り組めるかがポイントになります。

 

 

骨盤の歪みからくる腰痛はどうすれば治す方法

正しい姿勢で良い体つくり

ここまで見てきて、腰痛というものは長年時間をかけて作られるということをご理解いただいたと思います。

整骨院にギックリ腰になった患者さまが来た場合、ほとんどの方が「今までこんな痛みは初めて!」とおっしゃいます。

しかしギックリ腰というものは、すぐには起きません。

今までの負担の蓄積により、筋肉が線維化されて発症していることが多いのです。

ここからは、どうすれば腰痛が治るのか、ということを徹底追及していきます。

 

腰痛が治っていく条件

腰痛はどんな状態だと出なくなるのでしょうか?

それは「筋肉が本来の良い状態であること」です。

ゆがみがあろうと、椎間板ヘルニアがあろうと、坐骨神経痛があろうと、脊柱管狭窄症であろうと、痛みが出ている部分は筋肉(正確にいうと筋膜)になります。

そのためこの痛みの出ている筋肉部分が、正常な状態に戻って来ることが条件になります。

では筋肉を本来の良い状態に戻すにはどうしたらいいのでしょうか?

 

1)筋肉そのものを変えていく

まずは筋肉に働きかけて、直接良い状態に変えていくことが大切です。

硬くなった筋肉をマッサージで揉みほぐしたり、ストレッチを行なうことで伸ばしたり、などで筋肉をゆるめたりする方法です。

こうして筋肉を柔らかくしていくのです。

同時に筋肉を作っている成分を変えていくために、食生活を見直すと良いでしょう。

栄養は専門外なので詳細は省略しますが、全身の筋肉の細胞が入れ替わるのに半年から1年かかると言われています。

その期間、筋肉に良い栄養を与えていくのです。

2、筋肉に負担のかからない状態をつくる

しかし多くの方は、「マッサージは受けているから」と思うでしょう。

また「サプリメントは飲んでいる」という方もいらっしゃるでしょう。

しかし「筋肉をいかに柔らかくしても、負担はかかり続けている」ということを忘れてはいけません。

このため筋肉への負担を軽減する努力が不可欠なのです。

ここで考えるのが「姿勢を矯正する」ということです。

骨盤や背骨を良い位置に正していくことで、負担が軽減していきます。

大切なのは、矯正した正しい姿勢をキープすることを忘れないことです。

たいてい整体や整骨院で矯正してもらっても、1週間も経つとまた元の悪い姿勢に戻ってしまいます。

できれば自然と矯正した姿勢を維持できるのが理想です。

 

一番の問題は、「矯正位をキープ」すること

一番の問題は、「矯正位をキープ」すること

上の図で紹介している通り、

「マッサージ・ストレッチ・鍼などで筋肉を柔らかくする」

「食生活の改善」

「骨格の矯正」

「矯正位をキープ」

この4つを組み合わせて行なっていくことが腰痛が治る近道と言えます。

しかし、この中で意外と難しいことがあります。

それは「正しい矯正位をキープし続けること」です。

つまり、整体院などで矯正してもらった骨盤を正しい位置でキープし続けることが重要なのです。

日常生活では頻繁に立ったり座ったりと、いろいろな姿勢をとります。

その際、無意識にも姿勢が崩れるわけです。

本来は「姿勢が乱れたなあ・・・」という時に、矯正を受けたり、自分でストレッチをしていくのが理想です。

できればストレッチは毎日、思い出した時にこまめに行なって欲しいものです。

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骨盤の歪みからくる腰痛を改善するためのセルフストレッチ

ここで腰痛を手軽に解消できる、セルフストレッチを紹介します。

 

1)太もも前面伸ばし

骨盤前傾向け「太もも前面伸ばし」ストレッチ

太ももの前側にある大腿直筋(だいたいちょくきん)を伸ばします。

この部分が硬く縮むと、骨盤が前傾してきます。

 

2)太もも後ろ伸ばし

骨盤後傾タイプ向け〈太もも後面伸ばし〉ストレッチ

太ももの後ろ側にあるハムストリングスを伸ばします。

骨盤が後傾している方は、この部分が硬くなっているケースが多いです。

また太ももの後ろ側は腰の筋肉まで筋膜上で繋がっています。

この筋肉を柔らかくしておくと、腰の筋肉がゆるみやすいのです。

 

3)ウエスト揉み

ウエスト揉み-多裂筋ほぐす

腰痛の方はウエストが硬いものです。

この部分を柔らかく保つことで、腰の筋肉への負担も軽減します。

 

 

骨盤の歪みからくる腰痛を改善するためのコツ

ここまでお読みの方は、矯正した骨盤の位置(矯正位)をキープするのがいかに大変かお気づきだと思います。

なんでも良くするには、手間暇がかかるものです。

ここで最もてっとり早い「矯正位をキープする方法」をお伝えします。

それは「矯正グッズを使うこと」です。

そうすれば一定時間、良い状態をキープできます。

 

矯正グッズの正しい選び方

昨今、矯正グッズもいろいろな商品が販売されています。

姿勢矯正系のバンドやベルト、骨盤矯正下着、補正下着もそれに当たると思います。

それが腰痛改善を目的とするベルトや下着ならばいいのですが、その多くは美容という視点から考えられたものが大半であるという点に注意しなければなりません。

つまり姿勢矯正系のグッズのほとんどは、ウエストを細く見せたり、バストアップ、ヒップアップであったりと美容が目的であることが多いのです。

矯正グッズを選ぶ際、まずは美容目的ではなく、腰痛解消のために考えられた商品を選ぶ必要があります。

また矯正というだけあって、着用しているとキツかったり、痛みが生じたりするものが多いものです。

歯の矯正をされたことのある方は、痛くて食事も喉に通らないことがあったと思います。

矯正グッズも同様で、キツくてすぐ外したい!と思われた方もいらっしゃると思います。

買ったけれど押入れの奥に閉まってある、という方もいるかもしれません。

そのため、毎日着用していても違和感がないものを選ぶと良いでしょう。

矯正グッズを選ぶポイント

  1. 腰痛用のもの
  2. キツくなく、長い時間つけていられるもの

この2点をクリアする商品を選ぶようにしましょう。

 

オススメは「整体ショーツ」

整体ショーツNEO

ここでオススメなのが、「整体ショーツ」です。

「整体ショーツ」は履くだけで骨盤をスーッと立たせることができます。

この「整体ショーツ」を履いた瞬間、「腰がラク!」と感じる方が多くいらっしゃいます。

また引き締めるポイントも「お尻をキュッと締めるだけ」に絞っています。

補正下着やガードルと異なり締め付け感が少ないため、24時間履いていられます。

柔らかい素材なので、履いていて気持ちが良いようです。

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整体ショーツNEOを履いたら変わった!

整体ショーツNEOを履いたらどんな変化があったのか?

実際に整体ショーツNEOを履くと、このように姿勢が変わりました。

ご自身の骨盤のゆがみタイプはありましたか?

 

 

もっとも有効な整体ショーツの活用方法とは?

「整体を受ける」×「整体ショーツを履き続ける」
『整体ショーツ』を履くだけでも腰痛がかなり解消された」というお声を毎日のように頂いております。

しかし「整体ショーツ」を履いて、何としてでも腰痛を解消したい!そう思われる方は、今までお話しした考え方をフル活用して行なっていただくのがベストです。

ここで私たちが推奨するのは、骨盤矯正を受けつつ「整体ショーツ」を活用するという腰痛の治し方です。

もちろん整体に行くのはお金がかかります。

お金をかけずに、ご自身でストレッチや体操などを行い、良い骨盤位を作っていくのも手です。

いい状態を作る×矯正位をキープする

この法則をしっかり守って継続していただければと思います。

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