#からだの不調
テレワーク中の冷え対策は必須!足元が冷たい時に見直す6つのポイント
コロナ禍でテレワークでの働き方が一般的に知られるようになりましたね。
これまでとは違い、職場ではなく自宅で仕事をすることで、次のような悩みを抱えていませんか?
- テレワーク中の足元の冷えが気になる
- テレワークになってから頭痛に悩んでいる
- テレワークになってからなんだか体調管理が難しい
冷えを感じたり、体調不良が続く状態では、なかなか仕事に集中したくてもできないこともあるでしょう。
しかし、これらの冷えや体調不良はテレワーク中に暖房を使用するなど、単に防寒対策をすれば解消できるものではありません。
テレワークによって自律神経や生活習慣が乱れるなど、さまざまな要因が積み重なり、冷えや不調に繋がっていることが多いからです。
今回はそんなテレワーク中の悩みを抱える方へ、おうち時間でできる冷え対策についてご紹介します。
身体が冷えてしまう原因を知り、根本的なところから対策を行っていきましょう。
テレワーク中の冷えに要注意!足元が冷たい4つの原因
テレワーク中の足元の冷えは、足だけを暖めれば解決する思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。
足元というのは体の中でも末端部分ですよね。
身体の冷えはまず末端部分に起こりやすいため、足元が冷えるということは、身体から送られている「冷え」のサイン。
このサインを見逃さず、身体が冷える原因を探り、テレワーク中の冷え対策を行っていきましょう。
テレワークは特に要注意!冷えの原因はこんなところに
テレワーク中の身体の冷えは、次のようなところが原因と考えられています。
運動不足による筋肉量・代謝の低下
テレワーク中は意識して運動していないと、筋肉量や代謝が低下します。
通勤で歩く、階段を上る、電車内で立つという行動が減るだけでも、運動量は極端に減るからです。
私たちの身体は、筋肉を動かすことで、代謝を上げ、熱を作り出します。
しかし、その筋肉量が減っては、代謝が落ちて熱が作り出されにくいという状態になるだけでなく、体温を維持する力も低下してしまうのです。
自律神経の乱れ
テレワーク中は自律神経が乱れやすいと言われています。
その原因の1つがストレス。
これまでとは違った環境での働き方に慣れず、集中できない、仕事の進め方の変化についていけないなど、ストレスに感じることはないでしょうか。
自律神経は体温調節をつかさどる大切な機能。
テレワークによるストレスで自律神経が乱れてしまうと、冷えを招いてしまうことがあります。
生活習慣の乱れ
テレワーク中は1日中家で過ごすことも多く、食生活や睡眠などの生活習慣が乱れやすいことも問題点に挙げられます。
- 通勤時間がない分、朝寝坊してしまう
- 昼食はつい適当なもので済ませてしまう
- 運動量が減ったので、食欲が湧かない、ぐっすり眠れない
- 夜もゆっくり過ごせるため、晩酌が習慣化した
など。
このようなテレワーク中にありがちな生活習慣も、自律神経の乱れに繋がり、冷えを招きやすいです。
特にお酒の飲みすぎは、熱を放出し、冷えの悪化にも繋がるので、ほどほどにしておいた方がいいですね。
ホルモンバランスの乱れ
テレワーク中ありがちな生活習慣の乱れは、ホルモンバランスにも影響します。
また、生理前後もホルモンバランスが乱れやすくなりますよね。
ホルモンバランスは自律神経と関係が深く、血液循環がうまくできなくなり、冷えに繋がることも。
これらのことから、テレワーク中の冷え対策には、運動や生活習慣を見直すことが肝だと言えそうですね。
テレワーク中の冷えは頭痛やうつの原因に
テレワークでは、どうしても環境的に冷えを招きやすいということが分かりましたね。
つまり、自身の体調管理のためには、まず身体の冷えの原因を防ぐことが基本。
それにも関わらず、テレワーク中の冷え対策を行っていないと、次のような症状が出てしまうかもしれませんよ。
テレワーク頭痛も冷えが原因かも
「テレワーク頭痛」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
このテレワーク中に起こる頭痛の原因の1つは、冷えにあると考えられています。
これまでは通勤などで体を動かす時間があったものの、1日中家の椅子などに座りっぱなしという生活に変わった人は、特にテレワーク頭痛に要注意。
そのような運動量が少ない生活が続くと、血液やリンパなどの体内循環が悪くなり、身体に冷えが生じます。
冷えは筋肉を緊張させるので、首や肩周りの筋肉が凝り固まり、その結果として頭痛を起こすのです。
また、テレワーク中は暖房で暖かい部屋で仕事をしていても、何かの用事で外に出ることもありますよね。
その室内外の気温差で身体が急に冷え、血管が収縮し、同じように頭痛が生じてしまうこともあるようです。
もちろん、テレワーク頭痛の原因全てが、冷えにあるとは言いきれませんが、冷えも大きな要因と言えるでしょう。
テレワークうつ予防にも冷え対策がポイント
在宅で仕事するというスタイルが長期化する中、徐々に問題となってきているのが、「テレワークうつ」と呼ばれる症状。
これまでとは異なった環境で仕事をすることで、ストレスを感じ、精神面にも影響を及ぼしてしまうことがあるのです。
- 仕事をする環境が整っていないために、姿勢が悪化する
- テレワークで運動量が極端に減る
- 就業開始、終了時間が曖昧になり、生活リズムが乱れる
など、生活スタイルがガラッと変わると、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経は乱れると、体が常に緊張状態になり、リラックスしたり、睡眠をしっかりとったりしづらくなることも。
その結果、体が休まらず、肉体的な疲れだけでなく、心の疲れも招いてしまうのです。
しかし、このテレワークうつの予防には、冷え対策をすることが有効と言われています。
体をリラックス状態にするには、まず冷えて緊張している体を暖めてあげることがポイントだからです。
冷え対策により、テレワークによって乱れがちだった自律神経を整え、体をリラックス状態へ導けば、精神面の安定にも繋がります。
また、自律神経が整えば、自然と体温調節もスムーズにできるようになるでしょう。
テレワークで仕事をしていると、家族以外と会話をしないという状況にもなりやすく、自分でも気付かないうちに、うつ状態になっていることもあります。
これからも上手にテレワークという働き方と付き合っていくために、冷え対策で自律神経を整えることも意識してみましょう。
テレワークの冷え対策6つのポイントでおうち時間を快適に
テレワークの冷え対策とは具体的にどのようなものでしょうか。
おうち時間が快適になる、冷え対策のポイントを6つご紹介します。
ポイント①30分~1時間おきに身体を動かす
テレワークで、極端に身体を動かす機会が減ったという方は、30分~1時間おきに体を動かすことを意識して行ってみましょう。
冷えの原因は主に血行不良。
身体の中の大きな関節を動かすだけでも血流が促されます。
肩周りの関節を肩甲骨から大きく動かすように回してみましょう。
座ったままでもできるので、時間を見ながらやってみてください。
また、飲み物をとりに行ったり、トイレに行く際など、移動する時にできるだけ太ももを高く上げて歩いてみるのも、簡単でおすすめです。
下半身の血流を促したり、脚のむくみの解消に繋がります。
休憩時間など、広いスペースで身体が動かせる場合は、シャドーボクシングのようにパンチや足上げキックをすると、瞬発的な動きで筋肉の伸縮ができます。
それによって血液が身体全体に送られ、全身の冷え対策になります。
また、テンポよく手足を動かしていくことでストレス解消にも繋がって一石二鳥です!
ポイント②定期的に深呼吸する
1人で仕事をこなしていると、ついつい没頭して長時間パソコンにかじりついていませんか?
前屈みで猫背気味な体勢を続けていると、首や肩、目に負担がかかり、冷えに繋がってしまいます。
また、背中が丸まっていると、肺のあたりが潰れたような姿勢になるため、呼吸が浅くなることがあります。
体勢を解消するために、定期的に深呼吸をすることを意識してみましょう。
できれば一旦椅子から立ち上がり、上半身を大きく反らすイメージで深呼吸をするといいですね。
テレワーク中の冷え対策と同時に、仕事合間の良いリフレッシュにもなりますよ。
ポイント③ゆっくり入浴する
ゆっくりと入浴することも、テレワーク中の冷え対策になります。
40度前後のお湯を湯舟に貯め、最低でも5~10分くらい浸かりましょう。
速く温まりたいからといって熱すぎる温度に設定したり、長風呂をしたりするのは逆効果です。
お湯を沸かすのにもある程度時間が必要なように、水分がほとんどである身体を温めるのにも時間が必要。
ゆっくりと身体を温めることを意識し、リラックスしてゆっくりとバスタイムを楽しみましょう。
ポイント④2~3日に1回は運動する
テレワークになると、会社に行っていた時よりも運動量が減ったという人も多いですよね。
だからこそ、運動する時間を作ることを意識してみましょう。
運動をすると身体が暖まるので、必然的に冷え対策になります。
これまで運動の習慣がなく、毎日運動するのは続かなさそうという方は、2~3日に1回を目安に始めてみてください。
朝の時間を活用して20分だけ歩いてみる、仕事の合間にヨガをするなど、無理なく簡単にできるものでもOKです。
ポイント⑤栄養バランスのとれた食事を摂る
テレワークだと、仕事の忙しさから1食抜いたり、運動量が減ったからと量を制限したりと、食事もつい適当になってしまう……そんなことはありませんか?
栄養バランスの偏りや栄養不足も、身体が冷える大きな原因です。
3食用意するのは大変ですが、栄養バランスも意識した食事をすることも、テレワーク中の冷え対策になります。
中でも熱に代わる比率が一番高い、たんぱく質を意識して摂りましょう。
肉だけでなく、魚や乳製品など様々な種類の食材から摂るのがベストです。
そして、自宅で仕事をしていると、つい食事の時間がバラバラになりやすいですが、できれば1日3食、決まった時間に食事を摂りましょう。
このことも、テレワーク中に乱れがちな自律神経を整えることに繋がります。
ポイント⑥重ね着しすぎ要注意!締め付けすぎない
寒いからと言って、重ね着のしすぎには要注意です。
重ね着のしすぎで身体を締め付ける状態になると、その分だけ血流が滞ってしまい、身体が冷えやすくなってしまいます。
特に太ももなどの下半身の大きな筋肉やウエスト周りを締め付けると、テレワーク中に多い、足元の冷えに繋がってしまいます。
また、厚着で気付かぬ間に汗をかいてしまうと、汗冷えをしてしまう可能性もあります。
テレワークでは、リモート会議などがない限りは、服装は自由であることが多いですよね。
そのメリットを十分に生かし、締め付けず、自分が楽に感じる服装を取り入れてみましょう。
服を着こむよりも、テレワーク中は暖房を使用しての環境作りを行ってみてください。
さいごに
テレワークという働き方が突然始まり、生活リズムの調整や仕事環境の準備が追い付かないまま…という人も多いと思います。
そんな状態が、冷えをはじめ、テレワーク頭痛やうつなどの体の不調に繋がっているかもしれません。
仕事を続けていくのには、何より健康が第一ですよね。
これからも続くと思われるテレワークという働き方。
新しい働き方へといち早く慣れるためにも、今回ご紹介したようなテレワーク中の冷え対策を参考にしてみてください。
美容と健康にいそしむママライター。
いかなることも「より楽に、簡単に」出来るよう研究中。
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