書籍「健康で長生きしたければ、今すぐ利き足から歩くのはやめなさい」著者:小林篤史氏にインタビュー

書籍「健康で長生きしたければ、今すぐ利き足から歩くのはやめなさい」著者:小林篤史氏にインタビュー

整体ショーツの開発者であり、30,000人以上の姿勢を診てきた「猫背矯正の専門家」小林篤史氏が、2025年1月7日に新刊を発売します。

タイトルは健康で長生きしたければ、今すぐ利き足から歩くのはやめなさい」です。

今回のテーマは「利き足」

日頃から股関節の痛みに悩む私みづきママが、著者:小林篤史氏にインタビュー!

  • 原因がわからない股関節痛も利き足が影響している?
  • 利き足側に負担をかけている場合の対処法
  • 日常の過ごし方のポイント

利き足にまつわる、これらのことを伺いました。

 

新書「健康で長生きしたければ、今すぐ利き足から歩くのはやめなさい」の内容について

人間には利き手があるように、利き足があり、どうしても一定方向に使ってしまいがちです。

そのため、利き足側に体がゆがみ、不調を起こしている方が少なくありません。

一流のスポーツ選手は、踏み込む足が決まっているため、練習の最後には反対の足で踏み込む練習をして、体を整えています。

新書では、利き足を中心とした体の使い方が骨格のゆがみを引き起こすということを詳しく解説し、体が楽になる足の使い方から、ケアの方法までわかる1冊になっています。

ライターみづきママが質問「妊娠中にひどかった股関節痛。歩き方が原因ですか?」

-寒い日や一日中歩き回った日など、右の股関節だけ痛むのが悩みです。
とくに妊娠中は痛みがひどくて「ピキッ」となると、まともに歩けなくなることも…。
レントゲン検査もしましたが骨に異常はなく、これといった原因がわかりません。
歩き方に問題があるのでしょうか?

股関節って、もともと負担がかかる場所なんです。
それも左右のどちらかに負担がかかるケースが多いんですね。

じゃあ何が起きてるのかというと、歩き方も含めて股関節の使い方の左右差が起きてます。

いちばん分かりやすかった症状が、妊娠したら痛みがひどくなったというお話しです。

妊娠やフルマラソン、登山などで、痛みが出やすくなったりします。

この3つに共通することは日常生活よりも負荷をかけたときなんですよ。

妊娠中は重たいお子様をずっと支えている状態で、股関節に負担がかかっています。股関節がちょっとずつ悲鳴をあげてきたということです。

出産すれば治るのではないかと思われるけど、重みが軽くなるという意味で負担は軽減します。

でも、根本的に股関節の使い方は治っていないので、出産後も負担がどんどん蓄積されていく。


若い頃からある程度の負担がかかり、20代や30代の間ずっとその負担をかけ続けていたら、どうなるでしょう?

 

-負担はかなりかかっているのかもしれませんが、痛みがひどくないときは気にしていませんでした。

 

もう少し言いますと、筋肉って痛みが出てきたときはある程度年季が入っていると思った方がいいです。

例えば、子どもって肩こらないですよね?
なぜこらないかというと、筋肉がやわらかいのと、期間がそれほど経っていないから。
筋肉がそこそこかたまっても、肩こりって症状は起きないんです。

次の症状として、突っ張り感が出てきた後に、こりになります。

例えば、ちょっと重たいなとか違和感みたいなものが出てきます。
そのこりが、時間の経過と共に徐々に繊維化して硬くなっていく。

肩を押しているのに頭や背中に痛みが響くなど、痛みの原因がある場所と痛みを感じる場所が違う症状が出てきちゃう。

そこまでいくと、かなり年季が入ってる。

例えるなら、イカがスルメイカになるようなイメージ。

-筋肉をイカに置き換えるイメージですね。

イカって、普通に噛むだけだとあまり味がしないじゃないですか。
でも、スルメイカになった瞬間、味がじわっと、旨味がドワっと口全体にでる。

まさに旨味が痛みだと思って下さい。
スルメイカと同じことが、股関節に起きていると。

負担をかけ続けていくと筋肉が硬くなって、コリコリした感じになって、繊維化して痛みが広がるのです。

 

利き足側に負担をかけている場合の対処法について

-股関節や膝が痛み、利き足側に負担をかけていると気づいた後は、どのようにしたら良いですか?

まず、片側だけに負担がかかってるんで、その負担を軽減したいですよね。
右にばかり負担がかかっているなら、左側に寄せてあげたい。
ただ、筋肉がかたまり繊維化した状態だと寄せることって難しいかもしれません。

そこで、まずやって欲しいことが利き足から歩くのをやめることなんです。

つまり左足から歩き始めるということを、やって欲しい。

なぜかというと、左足から歩くことは、左足を意識してあげることになります。

その後の二・三歩目も、左足を意識することになります。
つまり、左足を意識して歩くことになるのです。

無意識に使っていた右足ではなく、あえて利き足じゃない左足に焦点をあてる。

そうすることで体の使い方って変わるんです。

 

-なるほど。意識しないと日常で利き足ばかり使っている気がします。


全体の7〜8割が右足を利き足としています。

なので、環境的に右足の人がやりやすいようになっています。

 

分かりやすいのが、陸上競技場のトラックや野球のグランドです。

全部左回りにできている。

左回りにするってことは、左足ってあまり前に出さなくてもいいんですよ。

つまり、 右足をどんどんどんどん前に出す仕様ってこと。

 

無意識に右仕様で動く環境が多いので、歩幅も2〜3cmから人によって10cm違う方もいます。

日常生活ではもう癖になっていて、その癖に気付くことが大切です。

 

-無意識に利き足を使っていて、左右差が生まれるわけですね。

もうひとつポイントがあって、体はゆがむようにできています。

なぜかというと、心臓が左にちょっと寄っているからです。

腎臓も高さが違ったり。内臓が左右対称ではない時点で、左右どちらかに傾くようにできているのです。

 

では、体がゆがみやすいつくりということを加味したとき、どうしたら良いだろうという話になりますよね。

完璧に予防することは難しいかもしれませんが、左右差を少なくする意識づけとして、利き足ではないほうの足から歩き始めることを試してみてはいかがでしょうか。

右足を主体で歩いてた人を左足主体で歩かせると、 肩の高さとかが変化します。


長い目で見ると、体に与える影響が大きく変わってくるはずです。

 

利き足から歩き出すのをやめるだけで、そのゆがみが少なくなり、体の内外のバランスが整い、正しく動くようになります。

バランスの取れた体を手に入れるのは、とっても簡単です!

 

利き足にまつわる日常の過ごし方について著者に質問

-足以外にも、利き手も意識したほうがいいですか?

 

そうですね。
荷物を持つ手とか、車の運転とか、何気ない動作を利き手じゃない方を使うだけでも全く違います。

 

けれど、色々な動作の中で1番基本となり影響が大きいのが歩くこと。

やっぱり股関節って1番動力が大きいです。

その動力をいかに上手く活用するのかがポイントです。

 

-家事や仕事で立ち姿勢も多くて。とくに料理中は利き手で包丁を使い、30分〜1時間位立ちっぱなしなんてことも!負担を減らす工夫があれば教えて下さい。

基本的に、同じ姿勢で立っているのは良くないので小まめに動いて姿勢を変えてみて下さい。

また、股関節に負担がかかりやすいのであれば、痛くない立ち方を見つけるのもひとつの手です。

利き手以外も使って調理したり、長時間同じ姿勢をとり続けないようにするなど、動く意識を持つことが何よりもポイントです。

 

-子どもの頃からできる対策ってありますか?

おうちで出来ることって結構多いですよ。

まず、靴底のすり減り具合で、歩く時の力加減や左右差に気付くことができます。

また、野球やサッカー、バドミントンなど利き足側をよく使うスポーツによる影響も大きいです。

親に「利き足以外を使う」という意識があるだけでも、過ごし方や声のかける内容が変わってきます。

「あ、この子の利き足は右足だな」と思ったら、一緒に歩くときに「ちょっと左足から出してごらん」と言ってみたり、「左手で消しゴム使ってごらん」など、ちょっとした声かけをしてみるのもいいですね。

著者:小林篤史氏からのメッセージ

 

小林篤史_プロフィール

生きているだけで、カラダはゆがむ運命にある」その大前提を認識しましょう。

そして、日頃の生活の中で不調を蓄積させないことが、生き生きと動ける体をつくっていくのです。

特に私たちは、「主に動かす側(利き手や利き足など)」と「軸として固定する側(利き手や利き足の逆)」でバランスをとりなががら生活をしていますが、そこに不調が生まれる大きな原因が隠れています。


猫背矯正マイスター®として、これまで3万人以上の姿勢を診てきた私は、そこに着目して本書のメソッドを考えました。


それが「利き足から歩くのをやめる」

意外かもしれませんが、たったこれだけで体は変わります。慢性的な不調に悩む皆さんに、ぜひそれを実感していただけたら嬉しいです。

新書「健康で長生きしたければ、今すぐ利き足から歩くのはやめなさい」の詳細情報

【タイトル】

健康で長生きしたければ、今すぐ利き足から歩くのはやめなさい」

【目次】

第1章

利き足が足をゆがめていた?

第2章

逆足スタートでゆがみリセット

第3章

教えて!小林先生体とゆがみのQ&A

【発売日】

2025年1月7日より発売

【出版】

あさ出版

 

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最後に

 

今回は新書「健康で長生きしたければ、今すぐ利き足から歩くのはやめなさい」に因んで、利き足をテーマに詳しくお話しを伺いました。

 

著者である小林篤史氏は整体ショーツをはじめ、日常に取り入れやすい健康メソッドを多く提唱されています。

仕事や家事、育児と忙しい方ほど、ご自分の不調や体のサインを見過ごしていませんか?

 

「利き足でない方の足から歩く」

 

とっても簡単です。

私の使いこまれたスルメイカ筋肉は、すぐにふかふかにはなりません。

けれど、子育てが終わったときに好きな場所へ自分で歩いて行きたいので、子どもと一緒に利き足ではない一歩を意識して歩こうと思います。

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