体調が優れない、その原因がわからないときに、背中にある「脊ツボ」を!

体調が優れない、その原因がわからないときに、背中にある「脊ツボ」を!

体調が優れない、疲れが抜けない、そういう時ってないですか?こういう時、筋肉だけでなく内臓など身体の機能が鈍っていることが多いのです。

ただ素人ではなかなかわからないですよね?健康診断で悪い結果が出ていなければ、体調が悪くても普通に過ごしてしまいがちです。しかし蓄積すると体の不調がなかなか改善されないことが多々あるものです。

 

今回は猫背矯正マイスターであり、整体ショーツ・整体パンツの開発者、そして弊社の代表取締役でもある小林篤史に、体の不調についてお話しいただきました。

 

小林篤史(こばやし あつし)

猫背矯正マイスター
柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
株式会社ボディスプラウト代表取締役
一般社団法人日本施術マイスター養成協会 代表理事
高校時代プロ野球の選手を目指すも、腰痛など度重なるケガで挫折。以後治療家への道に進む。
2006年に川崎市宮前区に宮前まちの整骨院を開院。猫背を治す秘訣は「骨盤を立てること」であり、そのためには骨盤・股関節周りの筋肉の柔軟性が不可欠と提唱。独自に考案した施術が「持続する猫背矯正」として高い評価を得ている。現在、施術を行うかたわら、一般社団法人日本施術マイスター養成協会代表理事として猫背矯正の専門家の育成、患者様が治る環境づくりの一環として、「整体ショーツ」などの健康商品の開発に力を注いでいる。

 

体調が優れない、とお客さまに言われたときに、まず背中を見る

私たちのお客さまが、「なんだかわからないけど体調が優れない」「疲れが抜けない」という時、まず必ず行うことがあります。それは「背中を見る」ことです。特に直接見たり触れてみて何かを感じるように心がけています。

その中で私たち体の専門家がどのようなところを見ているのか、共有したいと思います。

体調が優れない時に見るところ①:姿勢

まず触る前に目で見ます。簡単にいうと姿勢の確認です。

ただ猫背だとか反り腰だとかというより、「このタイプの猫背なら、骨格的にはどの部分に負担がかかりやすいか」なども判断します。立ち姿勢とうつ伏せで寝てもらった時にどのような傾斜なのか、確認します。

特にうつ伏せに寝ていただいた時に、盛り上がっている部分と凹んでいる部分はチェックしてください。盛り上がっているところから移行する部位が筋肉が固まりやすいものです。

体調が優れない時に見るところ②:背中の硬さ

目で確認した後触ってみます。この時に背中の筋肉の硬さを見ていくのです。

硬さと言っても、パーンと張っているものもあれば、コリコリとしたものもあります。パーンと張っている場合、筋肉だけでなく気も張っているのかもしれません。コリコリとしたものは、長年蓄積したコリが残っているのかもしれません。

また逆に筋肉の力が抜けてフニャフニャのこともあります。これはやる気が出ない時に見られるものです。

体調が優れない時に見るところ③:背中の温度

背中を触れたときに、筋肉の硬さと同時に温度も見ます。熱がこもっている場合もありますし、逆に温度が下がっている場合もあります。熱がこもっているときは、熱を逃して全身に回してあげる施術をすることもあります。

 

体調が優れない時に確認する、「背中の反射区」

前述の①姿勢 ②背中の硬さ ③背中の温度 を全体的に見ながら、「特に背中のどの部分に反応が見られるか」という視点で触れていきます。ここで私は「背中の反射区」と名づけてご紹介します。

「背中の反射区」を構成する五臓

背中の反射区は東洋医学的思想によって構成されます。東洋医学というと少し難しいので、できるだけ簡潔にお伝えします。

まずはメインで働く臓器である「五臓」があります。五臓とは肝・心・脾・肺・腎の5つを指します。こちらの東洋医学的働きをご紹介します。

五臓:肝

主に筋肉に関わったり、血液関連であったり、精神活動に関係します。

筋肉がパーンと張っているとき、貧血や月経異常などが生じていたり、イライラしたりするときは、肝に何かしらの影響が出ているものかと思います。

五臓:心

心は心臓に代表されるように、血液の循環を司りますが、同時に意識レベルなども関わってきます。

動悸、息切れなどの症状もそうですが、精神状態が不安定だったり、睡眠などに影響したりする場合は心の状態が良くない可能性があります。

五臓:脾

脾は食物を消化・吸収をしてエネルギーへの変換を行なっています。

よってこの部分の機能が低下すると、食欲低下、消化不良、嘔吐などを起こしたり、脱力感が出たりします。

五臓:肺

肺は呼吸器系を司りますが、気を全身に回すので、皮膚にも関係します。

風邪をひきやすかったり、皮膚が弱い方は、肺に何かしらの影響があるかもしれません。

五臓:腎

腎は成長や生殖、排尿などに関与します。

骨粗鬆症になったり、精力減退、泌尿器系のトラブル、あと耳にも影響が出ることが多いのです。

 

※五臓について詳しくは、一般社団法人日本東洋医学会のページをご覧ください。

 

「背中の反射区」背部兪穴

 

背中には上記の五臓に対応した背部兪穴(はいぶゆけつ)と言われる経穴が存在します。その五臓の部分の不調の時に痛みを生じたり、対応する部分に刺激を与えることで改善に導くものです。

ここでは専門的な話より、どこに何があるのか、代表的なものをご紹介したいと思います(上から順番にお伝えします)。

肺兪(はいゆ)

第3胸椎の棘突起(骨の出っぱり)から左右指2本分外側のところにあります。わからないときは、肩甲骨の上半分の内側付近にあると思ってください。

心兪(しんゆ)

第5胸椎の棘突起から左右指2本分外側のところにあります。わからないときは、肩甲骨の下半分の内側付近にあると思ってください。

肝兪(かんゆ)

第9胸椎の棘突起から左右指2本分外側のところにあります。わからないときは、肩甲骨の下の切れ目付近にあると思ってください。

脾兪(ひゆ)

第11胸椎の棘突起から左右指2本分外側のところにあります。わからないときは、みぞおちの裏側付近にあると思ってください。

腎兪(じんゆ)

第2腰椎の棘突起から左右指2本分外側のところにあります。わからないときは、肋骨の骨盤の間にあると思ってください。

 

体調が優れない時の「脊ツボ」活用法

「脊ツボ」を活用して、健康になろう!

体の疲れが抜けなかったり、体調が優れない時に、こちらの背部兪穴を使ってみるといいと思います。ただ「どこにあるのかわからない」という方も中にはいらっしゃると思います。

よって今回私が足ツボならぬ「脊ツボ」と名づけてもっとわかりやすくしました。疲れているときに足ツボを押したりリフレクソロジーなどに行かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?特に足を押された時に、「イタタタ!」となったことはあると思うのです。

脊ツボは自律神経と繋がっている

足ツボと同じようなことが「脊ツボ」でもできます。しかし足ツボは反射区なのですが、「脊ツボ」の場合対応する臓器の自律神経と繋がっているのです。よってより効果的であると言えます。

「脊ツボ」をゴルフボールで刺激してみよう

「脊ツボ」を用いた脊ツボ健康法。ゴルフボールを使うと効果的です。

脊ツボ健康法:肺

1)ゴルフボールを床に置き、背骨と肩甲骨の間付近(できれば下の方)に当たるように仰向けで寝ます。その部分に圧がかかるように、体重をかけてください(最低10秒キープ)。

2)反対側も同様に行います。

 

脊ツボ健康法:心

1)ゴルフボールを床に置き、背骨と肩甲骨の間付近(できれば下の方)に当たるように仰向けで寝ます。その部分に圧がかかるように、体重をかけてください(最低10秒キープ)。

2)反対側も同様に行います。

 

脊ツボ健康法:肝

1)ゴルフボールを床に置き、背骨と肩甲骨の下付近に当たるように仰向けで寝ます。その部分に圧がかかるように、体重をかけてください(最低10秒キープ)。

2)反対側も同様に行います。

 

脊ツボ健康法:脾

1)ゴルフボールを床に置き、背骨を避けながら背中の真ん中付近に当たるように仰向けで寝ます。その部分に圧がかかるように、体重をかけてください(最低10秒キープ)。

2)反対側も同様に行います。

 

脊ツボ健康法:腎

1)ゴルフボールを床に置き、背骨を避けながら腰の中央付近に当たるように仰向けで寝ます。その部分に圧がかかるように、体重をかけてください(最低10秒キープ)。

2)反対側も同様に行います。

 

脊ツボ健康法の頻度と注意点

脊ツボ健康法は、毎日行なって習慣化すると効果的です。より筋肉が柔らかくなるからです。

注意点として、以下のことを挙げておきます。

 

□ベッドやマットレスなど、柔らかい材質の部分では行わないこと(効果が半減します)

□ゴルフボールでゴリゴリしすぎないこと(筋膜を傷める可能性があります)

□骨を直接刺激しないこと(炎症を起こすことがあります)

 

最短で2分弱で終わりますので、ぜひ毎日やってみてください。

 

まとめ

今回体調が優れない、そしてその原因がわからないときにどうすればいいのかお伝えしました。また整体師がどういう視点で見ているのかも共有しました。

疲れというものは、意外と背中に出るものです。背中は自分では見えません。よって見えない疲れは背中に溜まっているのかもしれません。

その中で「脊ツボ健康法」をご活用していただければと思います。ゴルフボールを左右5箇所ずつ当てていただければと思います。筋肉は固まっていますから、この対応するコリをほぐして、日々の健康管理に役立ててください。

 

姿勢矯正と「脊ツボ」健康法を簡単かつ効果的にできるように、弊社代表小林篤史が考案した商品。

「整律〜せいりつ〜」

 

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