#コラム
「一生曲がらない背骨をつくる 姿勢の教科書」を読んで母と姿勢改善!
猫背の日本人が多いと嘆かれていますが、スマホやパソコンが日常的になった今、姿勢が悪くなる事はなかなか避けられません。
私hitomiもその一人で、日々のデスクワークや子どもの抱っこで猫背気味…。
そんな猫背は老けて見られる姿勢の要因のひとつ、というのを以前お伝えしました。
おばさん姿勢まっしぐらな自分にさよならしたい!と思っていた時に見つけた本が「一生曲がらない背骨をつくる 姿勢の教科書」です。
シニア世代向けのノウハウも詰まった本なので、年々背中が曲がってきたと、老いに嘆いていた母も誘って一緒に姿勢改善にトライ!
一生曲がらない背骨をつくる、という心強いキャッチコピーのもと、今回は2万人の丸まった背中をピンと伸ばした最強プログラムに挑みました!
猫背の原因はなんと〇〇に根本原因が!
この姿勢の教科書は、200ページほどの読みやすいボリュームだったので、普段本を読まない私でも1日で読むことができました。
この本では、まず姿勢のステージを3つに分けて解説しています。
- ステージⅠ「首曲がり期」 猫背初期から定着に入る段階
- ステージⅡ「背曲がり期」 定着から背骨が変貌する段階
- ステージⅢ「腰曲がり期」 90度ほど曲がった最終段階
自分が今どのステージにいるのか、チェックリストで確認できます。
その上で自分にとって適切なストレッチや改善法を割り出していくのです。
チェックしてみたところ私はステージIの首曲がり期、母はステージⅡの背曲がり期ということが分かりました。
また、本書では、この3つのステージに加えて、骨盤が前傾か後傾かどうかもチェックできます。
横を向いたシルエット、極端なS字の場合は骨盤が前傾、緩やかな丸い猫背になっている場合は骨盤後傾ということです。
猫背や背骨が曲がるなどの姿勢って上半身の問題のように思えるけど、なぜ骨盤の傾きの話が?って思う方もいますよね。
背骨が曲がるのは、老化によって筋肉が衰えるということも一因ですが、根本要因は”骨盤の傾き”なんだそうです。
骨盤が前に傾くと反り腰になり、その反動で背中が丸まり、後ろに傾くとお尻が引っ込んで腰から背中が曲がるとのこと。
骨盤がいろんな個所に影響を与えることは知っているつもりでしたが、猫背の原因にも骨盤が大きく関係していると知り、驚きました。
私は元々後傾タイプだったのですが、抱っこ紐の影響か、すっかり反り腰の前傾タイプになり、それが原因で猫背になっていたようです。
母は私とは反対のシルエットになっていて、前傾タイプ。
同じ猫背でもタイプが違うのですね。
骨盤はどちらに傾いていても、猫背の原因になるんだということを知りました。
それぞれのステージや猫背タイプに合ったストレッチ!実践しやすいのがポイント
姿勢を少しでも改善すべく、本に書いてあったストレッチに、早速母と取り組んでみました。
ストレッチの内容はイラスト付きなので、取り組みやすかったです。
ストレッチ前に写真を撮っておきましたが、やはり私は骨盤が前傾していて猫背気味です。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、腰が反ってしまってるのがお分かりでしょうか。
そんな骨盤前傾で首曲がり期の私が行ったのが、”太もも前面伸ばし”と”股関節前面伸ばし”です。
太もも伸ばしも、股関節伸ばしも、普段意識して伸ばしていなかった為、少しやっただけでもかなり気持ちが良かったです。
”太もも前面伸ばし”と”股関節前面伸ばし”の2つのストレッチについては、こちらで詳細をご覧くださいね。
所要時間はそれぞれ10秒ほどだったので、これくらいの時間なら、毎日すき間時間に行うことができますよね。
なにより、簡単な動作だったため、場所もとらずに行えました。
この2つのストレッチは、後傾の場合とはやり方が異なるため、自分の骨盤の状態を知ってから行うことが重要だそうです。
普段運動をしない母にもできた簡単ストレッチ
背曲がり期で骨盤後傾だった母は、”背骨タオルワーク”を行いましたが、寝たままできる手軽さに大喜びしていました。
また、首曲がり期の骨盤後傾パターンのストレッチも、椅子に座って行えるものだったため、普段運動をしない母も簡単に取り組めました。
どのストレッチも気持ちが良いと感じられるほど、負担なく行えている様子でした。
本書を書かれた小林篤史先生は、野球選手を目指して身体作りをされていましたが、怪我によって夢絶たれ、それがきっかけで身体の仕組みに興味を持ったそうです。
挫折した経験が新たな道を拓かせ、整骨院の門をたたいたからこそ、この本が生まれたのですね。
実績がある方が書かれた本ですし、本書には4人の方の体験談も書かれていたので、母も安心して本の内容を実践できたようです。
骨盤を立てれば姿勢がピン!気分まで変わったストレッチ
こちらがストレッチを行った後の私の姿勢です。
骨盤がまっすぐ立っているの分かりますか?
普段から整体ショーツNEOを履いていますが、ストレッチをすることで、更に骨盤がすっと立ち、腰周りもすっきりした気がします。
何より、まだ数日行っただけですが、母の表情がとても晴れやかになっていたのが印象的でした。
実際、本に書かれている姿勢が良くなることで起こる変化には、「気分が前向きになる」とありました。
私自身も、育児や家事のストレスで、イライラすることが多く、これが当たり前だと思っていたのですが、ストレッチをするようになってから変化してきました。
猫背の状態は呼吸が浅くなるため、自律神経が乱れがちになってしまうそうです。
姿勢が少し変わるだけで、こんなにも違うのかと身体の軽さも実感しています。
気分まで上向きにさせてくれるこれらのストレッチはモチベーションを上げてくれるので、継続もしやすいなと感じました。
また、姿勢の教科書では、姿勢改善のストレッチだけでなく、再び猫背になってしまわないように日々の気を付けるポイントもまとめられていました。
いくらストレッチを続けても、生活する上での姿勢の位置が変わっていなければ、プラスマイナスゼロになってしまいます。
小林先生がそれも見越していたのは、あっぱれでした。
特に、私はスマホやパソコンなど、日常的に姿勢をかがめる癖がついてしまっています。
母も、長年の姿勢が形状記憶されてしまっているため、気を抜くと猫背になってしまいます。
本書に書かれているポイントは、姿勢のためにできるちょっとしたことなので、すぐに実践ができました。
座る時の姿勢や、歩き方まで細かく書かれているので、生活の中で余すことなく取り入れられます。
ポイントを意識しているだけで、正しい姿勢をキープする力が違いました。
こうした日々の積み重ねが、曲がらない姿勢を作っていくのだなと、実感できるほどです。
一方で、私はこんなにも毎日悪い姿勢を取り続けていたのかと愕然しました。
姿勢を良くしようと頑張っていても、骨盤が正しい位置に戻っていない限り、猫背に拍車をかけることになるとも痛感しました。
猫背をリバウンドさせない方法も実践しながら、母とともに一生曲がらない背骨を日々作っていきたいと強く思いました。
ノウハウが詰まっている姿勢の教科書のおかげで意識アップ!
私も母も、この本のおかげで姿勢に対する普段の意識が変わりました。
「もうおばさんっぽい姿勢に戻りたくない!」その一心でこのストレッチを続けてみようと思います。
そして、更に嬉しかったのが、便通が前よりも良くなってきたと感じられたことです。
これも猫背と関係していたようです。
姿勢が悪くなると必然的に胸骨が縮まり、内蔵まで圧迫され、これによって胃腸の機能がうまくいかず、便秘や時には下痢に襲われることがあるとのこと。
ストレスのせいだと思っていましたが、姿勢も大きく影響していたんですね。
身体のコリも以前より感じなくなり、これもストレッチ効果かなと嬉しく思っています。
母は、身体の節々の痛みにも悩まされていましたが、猫背が少し改善され、身体のバランスが良くなったことで「動くのが楽になった」と大喜びです。
もう歳だからと、老け込む一方かと心配していましたが、ストレッチを続けていくとどんどん若返っているようにも見えます。
姿勢が良くなるだけで、スリムに見える効果もあるので、ご近所のお茶会仲間にもダイエット法を聞かれたようです。
そんな母の様子を見られただけでも嬉しいので、母にも普段から骨盤を立てることを意識しやすい骨盤ショーツNEOも勧めてみようと思っています。
親子でいつまでも若々しく、健康でいられるよう、毎日を積み重ねていきたいですね。
「姿勢の教科書 一生曲がらない背骨をつくる」詳細データ
著者:小林篤史
発売日:2019/6/7
単行本(ソフトカバー): 200ページ
出版社: マキノ出版
ISBN-10: 4837613411
ISBN-13: 978-4837613411
美容と健康にいそしむママライター。
いかなることも「より楽に、簡単に」出来るよう研究中。
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